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26年4月10日(金)対イラン軍事作戦とパレスチナ 〜戦争と日常 「強制収容所」で過ごした 2ヶ月〜
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パレスチナ、エジプト他を取材し、現地で身動きが取れなくなっていたジャーナリスト小田切拓が、4月6日帰国する(予定)。
元週刊金曜日編集長の平井康嗣が、その小田切拓に斬り込むトークイベント。
アメリカ、イスラエルによる対イラン軍事作戦は、世界をどう変えるのか?
10.7との連動性を検証し、今後、西側社会で起こる事態を予想する。
イスラエルによる対パレスチナ統治は、国家が国民に統制圧力を強める際の、先行事例になると考えられる。
現在オランダに移動中の小田切から送られてきたパレスチナ報告は、以下。
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「jアラート」の音が携帯電話からすると、人々の表情が変わり、大人たちも外に出て空を眺め始める。夜空に閃光がぶつかり合う。どーん、という地鳴りが聞こえてくる。
ヨルダン川西岸に入ったのは2月18日。イスラエルによる併合圧力が極度に強まる中でも、日没後に家族揃ってその最初の食事をし、1日に何軒も親戚宅をハシゴするラマダン(断食月)が、「普通」に行われていた。そんなある日、「戦争」が始まった。始まっても、日常は何も変わらなかった。
丘の上に小さな小屋を建て、夜になると一人でそこに籠る村の元町長。侵略者が群をなして丘を占拠しにきたら、杖を振り回して戦うという。
西岸では、今、鶏を飼うのが大流行。朝獲り卵は格別の味で、成長すれば売り物になる。地鶏を交配させて、オリジナルの新種?を作るのに夢中な男たち。でもそれは、10.7後にイスラエルで働くことができなくなったことがもたらした、「必死な生き様」なのであった。
報じられる機会さえ激減したパレスチナ。しかし現実は、さらに厳しさを増している。ガザでは、今も軍事力の行使が続いている。西岸では、毎日のように入植者による襲撃が行われ、土地や家畜が掠奪されて行く。村々が一箇所、また一箇所と消えて行く。
『note』ゴーストマガジン うろうろパレスチナ
note.
【出演】
◉小田切 拓(おだぎり ひろむ)
ジャーナリスト。イスラエル/パレスチナを専門に取材し、渡航回数は現在までで70回あまりに及ぶ。取材歴は20年を超え、「ガザ地区」、「隔離壁」、「オスロ合意」や「経済援助による占領加担」についての構造的分析で知られる。訳書に『ホロコーストからガザへ』『なぜガザなのか』サラ・ロイ(岡真理、早尾貴紀との共訳)など。
◉平井康嗣(ひらい やすし)
編集者、ジャーナリスト。
政治や社会課題などを幅広く扱うブログマガジン「GHOST MAGAZINE」発行人(note.
元『週刊金曜日』編集長。タブロイド新聞記者。法学修士(国際公法)。元東京大学大学院情報学環客員研究員。著書は『西武を潰した総会屋 芳賀 龍臥』(WAVE出版)、共編著に『電通の正体』『トヨタの正体』(金曜日)、『沖縄の基地マフィア』(七ツ森書館)、『メタバース革命』(扶桑社)など
