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哲学芸人マザー・テラサワの月例読書会。今回は政治学者モーゲンソーの『国際政治 権力と平和』でございます。1947年の初版から幾度かの改訂を経て練られた国際政治学者の論考は、東西冷戦以後の時代状況でも非常に有効な内容となっております。
リアリズムの政治学者と言われつつ、モーゲンソーが説くのは国民国家システムで各国が国益の追求に動くことを前提とした「バランス・オブ・パワー」に配慮を続けることが国際政治の役割だと言うことです。世界は大戦を経つつ、その後に国際秩序の構築を目指しその困難さに直面して来ました。それでもなお平和を見出すべくモーゲンソーが訴えた事をお話ししていきたいです。
プーチンロシアによるウクライナ侵攻、そしてトランプアメリカによるモンロー主義の再提唱など、本著が想定しない現実が国際政治の舞台で生じているものの、情勢が常に変転し一つのやり方では調整出来ないものもまた国際政治だとモーゲンソーは述べています。その意味では、現代政治の指針を定める意味でも大きな参照点になる古典であることは間違いないかと思われます。
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