富雄丸山古墳(奈良市)は、4世紀後半に築造された直径約109m、国内最大級の円墳です。2022年以降の調査では、世界最大級の蛇行剣(237cm)と、国内初の鼉龍文(だりゅうもん)盾形銅鏡が同時に出土し、古墳時代の青銅器・鉄器工芸の最高傑作と評価される国宝級の歴史的発見となりました。
これまで出土された銅鏡はほとんど円形ですが、今回発見された銅鏡は一方の端が半円形の盾形状であり、高さ64㎝、幅31㎝。鏡の背面には鼉龍(ワニのような龍)文様や、呪術的な鋸歯文(きょしもん)が描かれています。現時点で、世界のどこを探しても同様の銅鏡は見つかっていません。
これまで、第7次発掘調査まで進められており、富雄丸山古墳の歴史的な位置づけや、埋葬品の分析調査も少しずつ進展を見せています。これからも次々と調査結果の報告が期待されますが、現時点までの研究成果について発掘調査を担当された村瀬様より報告をお願いして、謎の古墳時代について学びたいと思います。
村瀬 陸 さま プロフィール
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2014年3月 関西大学文学部卒業。
2014年4月 奈良市教育委員会 文化財課
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